電子書籍部ログ

  • 読み放題のゆくえ (2016.11.01)

    8月にKindleの読み放題サービスが日本ではじまってから3か月ほどがたった。
    うちの電子書籍もこのサービスの対象となっている。
    読んでもらえる可能性が広がったという点で,このサービスは歓迎している。
    サービス開始以降は,単体での購入よりも,
    読み放題サービスの利用で読まれている割合のほうが大きいくらいだ。

    ところが,大手出版社の出版物でサービス対象になっていたものの一部が,
    Amazon側の事情で配信を停止されてしまったという報道が10月初旬にあった。

    詳しい理由など知るべくもないが,おおむねどの報道でもAmazonに対する出版社の不信が広がっているとしている。
    ただそこはビジネスだ。
    (あればだが)賠償的なものも含め,双方にとって折り合える状況ができれば,
    サービスが再開される可能性はあるだろう。

    しかしサービスを契約した読者にとっては,詳しい事情が分からないだけに,
    はしごを外された感だけが残る。
    契約を解除した読者ももちろんいるだろうし,
    そうした読者に再度契約を結ばせるのは簡単ではないはずだ。
    新規の契約者だって二の足を踏む。

    何よりこれで,電子書籍は『危ういもの』といったイメージを持たれないか,
    という点がうちのように細々と電子書籍を出版しているものにとっても気にかかるところだ。


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