電子書籍部ログ

  • 新展開 (2014.03.25)

    うちではこのブログとは別にもう一つのブログをFC2で公開している。

    HP上からは「英単語クイズブログ」のボタンを押していただけるとジャンプする。

    うちの「単語学習シリーズ」からの出題をメインにして,土日休日を除き,ほぼ毎日更新している。(土日休日に更新することもある)

    昨年の4月から開始したので1年が経過し,回数も200回を超えた。
    毎日更新ということもあって,アクセス数はHPよりも多い。

    そちらをたびたび見ていただいている方はお気づきのことと思うが,このひと月ほどでかなりリニューアルを施した。

    デザインももちろんだが,ブログの記事内容にもふくらみを持たせ,関与させていただいた書籍の紹介も大きくし,ブログのランキングサイトにも登録する,等々。

    効果はわりとすぐにあらわれ,ブログだけでなく,HPへのアクセス数も確実に増えている。

    また,今月の14日から23日まで『きんどるどうでしょう』さんのボーンデジタル本セールの企画に初めて参加させていただいた。
    (おかけさまでふだんの月よりもだいぶダウンロード数が増えました)
    これに伴うかたちでツイッターも始めている。
    (SNSの使用に慎重だったいきさつは,最初の電子書籍を出した時のブログにも書いた)

    どれも遅ればせながら,という感はあるが,ほかの業務との絡みなど諸事情もあり,この時点での着手となった。

    諸事情と書いたが,心情的には「もうそろそろいいんじゃないのか」という部分が大きい。

    何が「そろそろいいのか」?
    外向きの指向をもっと強めてもいいのでは,ということだ。

    出版点数が一桁のうちは正直多少の気おくれがあった。
    ある電子書店さんに,扱いは10点からという話を直接聞いたこともある。

    外から見たときの自分たちの「小ささ」。
    外向きの発信を強めることは,その小さな実体をともすれば誇大に伝えることになりはしないか,というのが気おくれの正体だ。
    もちろん今もその意識がなくなったわけでは決してないが,今年に入って出版点数が二桁に乗ったことで,心理的な壁をひとつ越えた。

    新しいことを始めるにはよい季節。
    試行錯誤して悩むことも増えたが,今までにはなかった成果も生みそうだ。


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  • 新機軸 (2014.03.17)

    先週2冊同時に電子書籍の新刊をKDPから出した。

    タイトルは
    『The Shortest Japanese Words You Should Learn』
    『The 2nd Shortest Japanese Words You Should Learn』

    (JALEX Word Learning Tool for Learners of Japanese)と銘打っているとおり,
    日本語を母語としないが日本語を学びたい,日本語に興味があるという人をターゲットにしたものだ。

    基本的な形式は,うちのほかの「単語学習ツール」と同じで,ヒントを頼りに日本語の単語を答えていく。


    『The Shortest Japanese Words You Should Learn』は

    【n.】a stomach
    (ex. ~ ga itai)
    (ex. ~ ga yowai)
    (ex. ~ ga mukamuka suru)
    (ex. ~gan)

    のヒントから「い(胃)」といった1文字の日本語単語を答える。


    『The 2nd Shortest Japanese Words You Should Learn』は

    あ□
    【adv., n.】tomorrow
    (ex. ~ ai mashou)

    のヒントで「あす(明日)」という2文字の語を答える,といった具合だ。


    表向き「日本語を母語としない人」をターゲットとしているものの,たくらみはある。

    上の『The Shortest ~』の例の解答ページは

    い 胃 /i/
    【n.】a stomach
    (ex. 胃が痛い: to have an stomachache)
    (ex. 胃が弱い: to have a weak stomach)
    (ex. 胃がむかむかする: I feel sick to my stomach.)
    (ex. 胃がん: stomach cancer)

    となる。

    英語を使用する人が,単語だけでなく,よく使われる日本語の表現も,その表記と,ローマ字によってその音を学べる仕様だ。

    だが,「日本語を母語とする人」にとってもヒントの英語に対応する日本語単語を思い出したり,用例として挙げている日本語表現に対する英語を目にすることで,英語の学習になると考えている。

    つまり,日本語を軸とした1つの仕様で「日本語を学ぶ」と「外国語を学ぶ」という要件を両方満たすツールを作る,というのがたくらみだ。

    制作の過程で英語のネイティブスピーカーに英語部分のチェックを兼ねて見てもらったのはもちろん,社外の何人かの日本人にも実機でモニタリングしてもらった。


    ふふふ。

    うまくいっているかも。


    だまされたと思って,うちのHPで試し読みしてみてください。


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  • 電子書籍の貸出で稼ぐ─(2) (2014.03.10)

    うちの『3 letters 350 words』は価格を150円としている。
    この価格だと70%のロイヤリティーは設定できない。35%だ。
    1冊売れれば約50円が入ってくる。

    昨年のある月,この本が2冊貸し出された。
    支払いの明細は約500円。

    1冊あたり250円。

    え。

    本体価格よりもはるかに高いではないか。

    同じ月に価格を300円としている本も2冊貸し出され,上と同額の支払いを受けた。
    ロイヤリティーは70%に設定してあるので印税としては1冊当たり210円となるが,
    それよりも貸出のほうが割がいい。

    むろん「基金」の額,貸出回数とも月によって変わるので,分配金も変動するのだが,
    それでもいまのところ前月の半分だとか倍だとか極端な違いが出ているわけではない。
    平均すれば1冊あたり200円前後だろうか。

    ある程度(350円くらいか)以上の価格の本で70%の印税設定なら,
    実売で入ってくる印税のほうが分配金よりも高いので,
    戦略としては当然「販売」を重視することになるだろう。
    しかし300円の価格の本なら,70%の印税と分配金はそれほど変わらない。
    となれば「貸出」を視野に入れた「売上」促進の手立てを検討することは意味がある。
    それよりも低価格の本なら,むしろ「貸出」で稼ぐくらいの作戦があってもよい。

    いや,すでに低価格の電子書籍が多数出回っているところをみると,
    多くのKDP作家はこのことに気づいていて,とっくにいろいろな作戦を遂行中なのかもしれない。

    ん~,ひょっとして出遅れたか。


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  • 電子書籍の貸出で稼ぐ─(1) (2014.03.04)

    うちの電子書籍はすべてKDPセレクトに登録してある。

    Amazonでの独占販売としているということだ。
    この登録によって一定の価格以上の書籍への70%のロイヤリティーの設定,
    Amazonでの無料配布やCountdown Dealsといったキャンペーンを実施といった権利を得られる。
    これをメリットとしてとらえているのでKDPセレクトに登録したのだが,
    始めてみるともうひとつの権利が目を引くようになった。

    それはKindleオーナーライブラリーの貸出対象書籍となることだ。

    Amazonプライム会員でKindle端末を持っている人は,
    1か月に1冊,KDPセレクトに登録されている本を無料で借りることができる。
    ここで貸し出された本に対しても,Amazonから著者への支払いが行われる。
    使用料のようなものと考えてよいのだろうが,印税とは区別して,分配金と呼ばれ,
    その算出法も印税とは違う。

    KDPでは
    『KDPセレクトグローバル基金の分配金は、登録されているすべてのKDPタイトルの有効総貸出回数に対するお客様の本の貸出回数を基に算出されます。たとえば、ある月のグローバル基金の総額が$1,000,000で、登録されているすべてのKDPタイトルの有効総貸出回数が30万回のときに、お客様の本を1,500人のユーザーが初めて借りた場合は、0.5%(1,500/300,000 = 0.5%)、つまり$5,000の分配金を得ることができます』
    と説明している。

    毎月この使用料を賄うための「KDPセレクトグローバル基金」の額が設定され,
    この額を貸出の回数で割って分配金が算出されるというしくみ。
    書籍の価格とは関係なく,分配金の額が決まるということだ。

    するとこんなことが起きる。

    ─続く


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