電子書籍部ログ

  • 思わぬ海外進出─(2) (2013.10.29)

    著作権という面からも,もちろん気になる。
    うち以外にも,こうした状況に直面している著作権者が多々いるはずだ。
    しかし実際に対応するとなると,法的な手続きを視野に入れざるをえない。
    現状の電子書籍の採算性を考えると,
    経費面でなかなかこうした対応には踏み切りづらい。
    結果,野放しになっているのが実情ではなかろうか。

    念のためKDPにも,このようなことが発生していることについて問い合わせをしてみた。
    「第三者によって販売・配布されることに関する法的なアドバイスを提供することはできないので,当事者同士で話をつけてください」ということだった。

    こうした行為があることが周知され,また世の中でも問題視されるようになれば,
    技術面や,法整備の面でも,これを防ぐための手立てが検討されるかもしれない。
    しかし,現状としてできることは,(特にうちのような零細な組織にとっては)
    電子書籍を出すさいのリスクの1つとして認識しておくことぐらいのようだ。
    悔しいが。

    海賊版が出れば,商品としてはたいしたもの,などと言われたりもするが,
    何もうちみたいなところのものでやらなくても…。

    ちなみに,うちのほかの電子書籍でも無料キャンペーンを行ってきたが,
    こうした事案が発生したのは,今のところ
    『4-letters, 1000 words--How many 4-letter words do you know?』(英々版)
    のみだ。

    英語コンテンツの電子書籍を出すかたはご用心を。


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  • 思わぬ海外進出─(1) (2013.10.23)

    『4-letters, 1000 words--How many 4-letter words do you know?』(英々版)
    の無料キャンペーン後,困ったことが発生していた。

    しばらくは気がつかなかったのだが,上記の書名をネットで検索すると,
    ヒットしたいくつかのサイトで,同書が無料でダウンロードできることになっている。
    キャンペーン中にアマゾンにリンクを貼って,
    そこからダウンロードさせるといったかたちではない。
    サイトから直接ファイルが入手できる。

    英語のサイトだけではなく,ロシア語やアラビア語のサイトもあった。
    日本語のサイトはないようだった。
    無料キャンペーン前には見かけなかったので,
    キャンペーンで手に入れたデータを配布している可能性が高い。

    この書籍はKDPのDRMを有効にしてあるのだが,何らかの方法でこれを突破して,
    再配布したものが読めるようになっているということだろうか。
    ウイルス感染の危険性もあるので,
    実際にファイルをダウンロードして検証してはいないが。

    こうしたサイトではほかにもいろいろな電子書籍が無料でダウンロードできるようだ。
    いくつかのサイトがあるということは,それなりに需要があるのかもしれない。

    無料で配布しているのだから,これで利益が出ているわけではないだろう。
    こうした活動にかかる手間ひまを考えると,その意図がよくわからない。

    優良なコンテンツなので,多くの人たちに知ってもらいたい,
    といった使命感からなのか?
    それなら,(嘘でも)そんな風に紹介してくれれば,と思えなくもないが…。
    正直,薄気味悪い。

    ─続く


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  • 海外進出,か?─(おまけ) (2013.10.17)

    キャンペーン後,
    『4-letters, 1000 words--How many 4-letter words do you know?』は
    Amazon.comから有料で購入されたり,貸し出しサービスで利用されたりした。
    間違いなく無料キャンペーンのおかげだ。

    うちの単語学習シリーズは,全世界のAmazonで販売の設定にしてあるが,
    Amazonジャパン以外で,購入されたのは初めてだ。

    喜ばしい。

    上記の書籍を除けば,このシリーズは説明言語は日本語で,
    日本人を読者対象として編集してある「和書」だ。
    日本人以外の人が英語,フランス語,ドイツ語の単語を学習するために,
    わざわざ日本語を介在させて,ということもないだろうから,
    読者が日本人で,Amazonジャパンから購入されるのは至極当然のこと。

    と思っていた。

    ところが,上のキャンペーン中(あるいは直後だったか)に
    『3-4 Buchstaben, 650 Wörter 3,4文字のドイツ語単語 どのくらい知っていますか』
    がAmazon.comから購入された。

    いったい誰が,どんな事情でこのルートで購入してくれたのだろうか。

    日本人でAmazon.comにアカウントを持っている人もいる。
    私の知り合いにもいるが,それはたいてい洋書を買うためだ。
    和書を買うなら品揃えの点からも,Amazonジャパンを利用するのではないか。

    ひょっとすると,日本語とドイツ語を一冊で勉強しようと,
    一石二鳥を狙ったアメリカ人が購入者?

    う~ん,謎だ。

    ─おまけでした


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  • 海外進出,か?─(2) (2013.10.08)

    というわけで,洋書版のみだが,
    『4-letters, 1000 words--How many 4-letter words do you know?』の
    無料キャンペーンを9月の上旬に,5日間連続で行うことにした。

    どんなものか,と思っていたが,キャンペーン初日から,
    ぱらぱらとダウンロードされていった。

    Amazon.comからだけではない。
    カナダ,フランス,イタリア,ドイツ,イギリス,インドのAmazonサイトからも。

    今回は海外向けキャンペーンとの位置づけだったので,
    うちのサイトやブログなどでは,特にその告知はしなかった。
    それでもAmazonジャパンからもダウンロードされていった。

    キャンペーンの途中,こうした海外のAmazonサイトで,Kindle無料本ランキングの
    Word Gamesなどのジャンルで人気度1位になったりもした。
    (もっとも対象書籍が全部で数冊だったりするのだが)

    さて,5日間のキャンペーン期間が終了。
    結果としては,各国あわせて百数十冊がダウンロードされた。


    全世界で百数十冊。


    どう評価したものか。

    もっと何かやりようがあったのかもしれない。
    いや,あったのだろう。われわれが思いつかなかっただけだ。

    しかしそれでも,これは面白い。
    「手ごたえ」というにはおこがましい数字だが,
    かすかながらも,うちの本が世界の市場に流通する感触を味わえた。

    ただ,とても残念なことがある。
    スペイン,ブラジル,メキシコのAmazonサイトからは
    一冊もダウンロードされなかった。
    ただでもだめ?
    表紙のデザインがラテン系のかたがたにはアピールしなかったのだろうか。
    マーケティングの面で考えてみるべきことは多そうだ。

    ─おまけ,に続く


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  • 海外進出,か?─(1) (2013.10.01)

    『4-letters, 1000 words--How many 4-letter words do you know?』が
    「洋書」と「日本語版」の2バージョンを発刊となった経緯は,
    前回までのブログで書いた。

    せっかくの「洋書」だ。
    日本人以外の人たちにも,楽しんでもらえればうれしい。

    とはいえAmazon.comの電子書籍数は,現時点で200万冊以上。
    Amazonジャパンのそれが15万冊未満なので,まさに桁違いの規模。
    そんな中で,読者にうちの本に目を留めてもらうのはなかなか難しい。
    いや,至難の業だ。

    それでも新刊なら,少しは目立つかなと,Amazon.comを見てみてたが,
    同時期に発刊された電子書籍の数も,うちの本がうずもれるには,十分すぎる。

    さらには,「出版時期の新しい順」で並べ替えても,
    これから出版される予定の本が上位にずらりと並ぶ。
    1,2週間先ならまだしもだが,発行年が来年になっているものもある。
    もちろん上のように並べ替えれば,そういった本はかなり上位に位置取りできる。
    表紙の画像を作成しておき,現状での内容データがAmazon側の審査でOKされれば,
    たしかにこうした手法も可能だ。
    たとえ現在編集作業が継続していても,発行予定日までに更新データを送ればよい。

    みんないろいろ考えてるな。

    まずは,無料キャンペーンやってみるか。

    ─続く


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